【影褒め落語】「人望通帳」ってなんや?〜福沢諭吉に学ぶ、棚卸しのすすめ〜
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影褒め亭
このシリーズでは、江戸・大坂船場の商人たちを舞台に、
クラウゼヴィッツ『戦争論』の核心を「落語」で読み解いていきます。
今日お届けするのは、第三席「重心」。
「すべてに手を出して、結局どれもうまくいかない」――
そんな経験、ありませんか?
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タケ(若旦那)
「今日は団子屋、下駄屋、薬屋の三本立てや! よっしゃ、勝負や!」
おさき(女将)
「手ぇ広げすぎちゃいます? そんなに一度に回りまっかいな?」
タケ
「回さんでもええ! 数打ちゃ当たるんや!」
そこへ現れる、蔵はん先生。
相変わらず扇子をぱたぱたしながら、静かに登場。
「おやおや…力を三つに割れば、三つとも中途半端になる。
“急所”を見抜け。“重心”じゃよ。」
タケ
「急所…って何を見りゃええんで?」
「成果の兆しじゃ。動いてる“核”を見極めて、そこに注ぎ込むのじゃ。」
タケ(少し考えて)
「…せや! 団子屋や! 子どもも年寄りも、よう来てくれてた!」
「それが“おぬしの重心”じゃ。」
数日後。
団子屋は行列ができる人気店に。
タケ(うれしそうに)
「いやぁ、あれこれやってたら、全部中途半端になるとこやったわ…!」
「急所を見抜き、そこに力を集める――
戦も、商いも、それが基本じゃ。」
✅ 成果に直結する一点に、集中できていますか?
✅ 広げすぎて、力が分散していませんか?
✅ あなたの今の商い、どこが「急所」になっていますか?
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