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【霧と決断 ~クラウゼヴィッツ落語七席勝負~】第三席「狙うは相手の急所」

若旦那と女将が団子屋の商いについて議論している中、蔵はん先生が指南するシーン。重心を見極める決断の場面を描いたサムネイル。
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第三席|狙うは相手の急所


はじめに| シリーズ紹介

このシリーズでは、江戸・大坂船場の商人たちを舞台に、
クラウゼヴィッツ『戦争論』の核心を「落語」で読み解いていきます。

今日お届けするのは、第三席「重心」。
「すべてに手を出して、結局どれもうまくいかない」――
そんな経験、ありませんか?


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📜 本編|狙うは相手の急所


タケ(若旦那)
「今日は団子屋、下駄屋、薬屋の三本立てや! よっしゃ、勝負や!」

おさき(女将)
「手ぇ広げすぎちゃいます? そんなに一度に回りまっかいな?」

タケ
「回さんでもええ! 数打ちゃ当たるんや!」


そこへ現れる、蔵はん先生
相変わらず扇子をぱたぱたしながら、静かに登場。

蔵はん先生

「おやおや…力を三つに割れば、三つとも中途半端になる。
“急所”を見抜け。“重心”じゃよ。」


タケ
「急所…って何を見りゃええんで?」

蔵はん先生

「成果の兆しじゃ。動いてる“核”を見極めて、そこに注ぎ込むのじゃ。」


タケ(少し考えて)
「…せや! 団子屋や! 子どもも年寄りも、よう来てくれてた!」

蔵はん先生

「それが“おぬしの重心”じゃ。」


🎊 オチ|集中すれば、商いは光る

数日後。
団子屋は行列ができる人気店に。

タケ(うれしそうに)
「いやぁ、あれこれやってたら、全部中途半端になるとこやったわ…!」

蔵はん先生

「急所を見抜き、そこに力を集める――
戦も、商いも、それが基本じゃ。」


おわりに| この噺が伝えること

  • 成果を出すには、広げるより「絞る」
  • あれこれより「一点集中」
  • 重心を見抜ける人間が、勝ちに近づく

🔥 あなたの“重心”はどこにある?

✅ 成果に直結する一点に、集中できていますか?
✅ 広げすぎて、力が分散していませんか?
✅ あなたの今の商い、どこが「急所」になっていますか?


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ABOUT ME
いっきょう影褒め亭
いっきょう影褒め亭
国家資格キャリアコンサルタント×人生小噺家
「国家資格キャリアコンサルタント×ビジネス小噺家」 落語の世界観に魅せられ、13年のキャリアを持つ。「死神」や「いきだおれ」といった、一癖ある演目を好む。国家資格キャリアコンサルタントとしての知見と落語を融合し、独自のスタイルを確立。人の強みや人生の物語を落語に仕立てることで、第三者視点からその人の魅力を浮き彫りにする活動をしている。 また、13年間継続している合気道の経験から、落語と合気道に共通する「相手を活かす」考え方や、継続のコツについて研究を重ねている。
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