クラウゼヴィッツ落語七席勝負|まとめ読み
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影褒め亭
クラウゼヴィッツ『戦争論』を、江戸の商人たちの物語に乗せてお届けしてきた本シリーズ。
いよいよ最終席。テーマは「戦争の本質」。
正しければ勝てるのか?
力を持てば通るのか?
――そのどちらでもない、“戦略”という知恵に光を当てます。
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タケ(若旦那)
「おさき! 役人が『価格を下げろ』言うてきよった!
まっとうな商売してるのに、なんでや!」
おさき(女将)
「正しいだけじゃ通らんこともあるんやで…。
せやけど、力で押されるのも納得できんわな…」
そこへ現れるのが――蔵はん先生。
「正義とは、通し方を間違えれば、ただの頑固に見える。
“理”だけでは、動かぬ相手もおるんじゃ。」
さらに背後から登場するのは――ナポやん(ナポレオン)。
「正義か力か――そのどちらかでは勝てぬ。
必要なのは、“勝てる戦略”だ。」
タケ
「戦略って…どうしたらええんや?」
「通したい“中身”を変えず、伝える“形”を変えろ。
それが、戦を勝ち抜く知恵というもの。」
“たけ屋”は価格を変えず、“誂え対応”として提供方法を変更。
役人の指摘もクリアし、客からの信頼も損なわずに済んだ。
タケ
「なるほどな…。正しさは、“通し方”で変わるんやな…」
「“力なき正義は、無力”。
だが、“通し方を持つ正義”は、力に勝る。」
✅ 伝える形が“受け取られる形”になっていますか?
✅ 力にも負けず、相手の立場も読めていますか?
✅ あなたの芯を守るための“工夫”、磨けていますか?
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