声が届かない悩み解決|腹に届く言葉で人を動かす話し方

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ごきげんさまです。いっきょう@影褒め亭です。

会議で、正しいことを伝えた。資料もある。なのに、声が届かない。終わると、残っていない。

私は営業を30年やって、同じことを実感していました。文章で発信しても、記憶に残らないことが多い。でも声は、残ります。

スキルは、いろいろあります。文章、聴き方、コンサル、マーケ。どれも役に立ちました。

ひとつだけ選ぶなら、私は声です。


顔が見えないのに、泣いてくれた理由

結論:言葉を相手のお腹まで運んで届けるのは、表面的な情報ではなく「声」そのものです。

以前、オンラインのグループで、創作落語を披露したことがあります。画面はオフで顔出しはなし。声だけで届ける、3分ほどの実話でした。

演じ終わると、司会の方がポロポロと涙を流してくださいました。

視覚情報もない。表情も見えない。それでも、想いはまっすぐに届いたのです。

言葉(ネタ)を聴いた人のお腹の中まで運んでいくのは、まさに「声」なのだと実感した瞬間でした。

もうひとつ、忘れられない出来事があります。

80歳近いお客様から、こんな言葉をかけていただいたことがあります。

「あんたの落語な、ある場面に来ると、演目と一緒にあんたの声を思い出すんや。そのたんびにあんたの顔が出てくんねん、かなんわ」

10年以上前に一度演じただけのネタと声が、いまもその人の中で生き続けている。

関西人の「かなんわ(参ったな)」は、私にとって最上の褒め言葉でした。

声が言葉をお腹まで届けると、10年以上も心の中に居座り続ける。文章だけでは、ここまでの残らせ方はできません。。

「顔、見えてへんのに?」

喜六
喜六

「運んだんは、声や。」

清やん
清やん


頭と胸と腹は、言葉の届く先が違う

結論:頭に届く言葉は正論で終わり、胸に届く言葉はその場で消えます。腹に届く言葉だけが、人を本気で動かします。

「頭に届く言葉は正論で終わる。胸に届く言葉はその場で消える。腹に届く言葉だけが、人を動かす」

これは、本氣塾主宰の春名将資(はるな まさし)さんの言葉です。ビジネス声楽家として、肚(はら)から声を出す修練を指導されている方で、私自身も5年間、春名さんのもとで稽古を続けています。

実際に体験してみて、本当にその通りでした。

自分のマインド(意識)を無理に変えようとするより、出す「声」が変わるほうが遥かに効果的でした。自分の声が変わると、不思議と周囲の反応や空気もガラリと変わる。これも私のリアルな体験です。

喉や声帯だけに頼る話し方は、長続きせず途中でかすれてしまいます。しかし、丹田を意識して声帯に頼らず声を出す方法は、年齢とともに衰える部分とは別に、何歳からでも鍛えることができるのです。声帯に頼らず声を出す方法は、衰える部分とは別に、稽古で鍛錬することができます。

「正論、届いてるつもりやったのに。」

喜六
喜六

「頭で止まっとる。」

清やん
清やん

👉 参考:正しいことを言っているのに部下が動かない時の「相手の土俵に乗る」対話の極意はこちら


明日の会議から試したい、言葉の「置き場所」を変える3アクション

結論:説明や資料を付け足す前に、まずその言葉を「体のどこへ置いて発するか」を変えてみてください。

春名さんの指導を受けたある企業の代表取締役(53歳)の方は、こう振り返っておられます。

「頭で考えるのではなく、丹田に意識をおいて考え言葉を発する事で落ち着いた正しい考えとなる。感情的な言葉ではなく、真剣味のある言葉を発する事ができるようになりました」

明日の会議や1on1では、ぜひ次の3つを意識してみてください。

  • 1. 説明を足す前に、いまの言葉を「頭・胸・腹」のどこに置いたか確かめる
    👉 頭で置いた言葉は正論で終わります。腹(丹田)に置いた言葉だけが、相手の心に残ります。
  • 2. 喉や声帯だけで押し込もうとしない
    👉 声は喉で張るものではなく、お腹から響かせるもの。これは正しく稽古すれば誰でも身につきます。
  • 3. 相手のマインドを変えようとする前に、自分の声をひとつ変えてみる
    👉 自分の声のトーンや響きが変わると、周囲の緊張が解け、対話の質が劇的に変化します。

結び:心に残る言葉は、いつも「腹」から生まれる

結論:会議が終わったあとも相手の中に残り続ける言葉にしたいなら、言葉の置き場所をお腹にしてください。

言葉の中身を捏ね繰り回す前に、どこから声を出すか。

私自身、ひとつ大切なスキルを選ぶなら、やはり「声」だと確信しています。

「ワイの声、どこまで届いてるんやろ。」

喜六
喜六

「届いた先で、残っとるかどうかや。」

清やん
清やん

いま、あなたが職場で発している言葉は、頭に置いたものでしょうか。それとも、腹に置いたものでしょうか。

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    いっきょう影褒め亭
    いっきょう影褒め亭
    国家資格キャリアコンサルタント×人生小噺家
    「国家資格キャリアコンサルタント×ビジネス小噺家」 落語の世界観に魅せられ、13年のキャリアを持つ。「死神」や「いきだおれ」といった、一癖ある演目を好む。国家資格キャリアコンサルタントとしての知見と落語を融合し、独自のスタイルを確立。人の強みや人生の物語を落語に仕立てることで、第三者視点からその人の魅力を浮き彫りにする活動をしている。 また、13年間継続している合気道の経験から、落語と合気道に共通する「相手を活かす」考え方や、継続のコツについて研究を重ねている。
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