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影褒め

キャリアが落語になると、人生は策士になる。影褒め転機セッション体験記「すすむはん編」

畳の上に座り、静かにお茶をたしなむ着物姿の日本男性。落ち着いた表情に知略の気配を感じる、策士のような雰囲気。
ikkyo_blog

(影褒め転機セッション体験記)

はじめに

「“策士”って、褒め言葉やったんやな」
あの日のセッションでそう気づいたとき、すすむはんの目がふっとゆるんだ。


◆ 「影」の人が抜けたあと

「おい清やん、聞いたか? すすむはん、定年やて!」

喜六
喜六

団子をくわえたまま、喜六がぽつりとつぶやく。

「1年延長はするらしいけどなぁ。正直、いなくなっても会社って回るんちゃうんか?」

喜六
喜六

そう言った瞬間、清やんが静かに笑う。

「ほな、教えたろか。“交渉人 すすむはん”が、どれだけすごいか」

清やん
清やん


◆ お菓子一つで世界を動かす

すすむはんの仕事のひとつは、国際会議の運営

ただ司会するだけやない。「日本の意志を通す」という裏ミッションを背負っていた。

「それがな、まず“抹茶のキットカット”から始まんねん」

清やん
清やん

そう言って清やんはニヤリ。

「おお、これはデリシャス!」
相手の笑顔を引き出した瞬間から、交渉は始まっとる。

すすむはんは“話の場”を整える天才やった。
相手が構える前に、ぐっと距離を縮める。
その自然な流れのなかで、議論が日本寄りに進んでいく。

「決まりを破らずに回す。これが、すすむはんの魔術や」

清やん
清やん


◆ 気づいたら、組織ができている

さらに驚くのが、組織立ち上げのスキル

国際会議の中で新しい枠組みをつくる。
それも、3つも4つも。

「誰がまとめたんや?って思ったら、全部すすむはんやったんや」

清やん
清やん

しかも、本人は淡々と“いつも通り”の顔をしている。
誰も気づかんうちに、情報を整理して、投票をまとめて、道筋をつけていた

「光が当たらんところで、誰かが仕込んでた」
まさに、“影の仕事”。


◆ 転機は、気づいたときがスタート

会社はすすむはんを正当に評価したか?
……残念ながら、その答えは「ノー」やった。

「影の仕事は、見えにくい」
けど、その背中が支えてたものは、大きかった

清やんが指で空をなぞる。

「交渉の流れが……」

(すっ)

「……消えるんや」

喜六の顔が青ざめる。

「人脈も……」

(ふっ)

「……消えるんや」


◆ 策士と呼ばれて

影褒めセッションで印象的やったんは、すすむはんが「策士と言われたことがある」と話したとき。

最初は戸惑い気味やったけど、話すうちにそれが「影で人を動かす技術」やと気づきはった。

「目の前のことに、ちゃんと向き合ってきただけなんですけどね」
それが、世界を動かしてたんやなぁ。


◆ あなたの中にも、“策士”がいるかもしれない

すすむはんの強みはたくさんある。

  • 交渉力
  • 組織をつくる力
  • 情報を見抜き、整える力
  • そして、人の印象に残す戦略

でもそれは、自分では“当たり前”にやってたことやった。

転機っていうのは、変わる瞬間やなくて、“気づく”瞬間のことかもしれまへんな。


◆ 会社が頼んでも、戻ってくるかどうかは……

「ほな、会社が“戻ってきてくれ”って頼んだらどうなるんやろ?」

喜六
喜六

「……そら、“交渉次第”やろなぁ」

清やん
清やん

(どっと笑い、幕)


🎯 影にこそ、光を。

すすむはんは「無職から国際会議No.2」になった人。
策を練り、気配を消し、でも確かに人を動かしてきた。

“影にこそ光を”当てると、自分の可能性が見えてくる。

あなたの中にも、きっと“交渉人”が眠ってる。
それに気づけたら、新しいステージが見えるかもしれまへん。


おわりに:「あなたのキャリアも落語になるかも」

落語は、ただの娯楽じゃありません。

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ABOUT ME
影褒め亭いっきょう
影褒め亭いっきょう
国家資格キャリアコンサルタント×アマチュア落語家
「国家資格キャリアコンサルタント × アマチュア落語家」 落語の世界観に魅せられたアラフィフ落語家。13年間の落語経験を活かし、「死神」「いきだおれ」など、クセの強いネタを愛する。 国家資格キャリアコンサルタントとして、「人生の転機」を言語化し、落語にするという独自のスタイルを確立。 「影褒め」(※第三者を通じて伝える褒め方) を活用し、あなたの強みや人生のストーリーを落語で表現する活動を展開中。
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