人生という文化祭 ~第3回ラックミー!文化祭~

落語:人生という文化祭
まくら
えー、人生、迷うことばかりでんなあ。右か左行こかと、思案してるうちに日が暮れて、結局昨日と同じところにおった。道どころかソファの上で迷ってるちゅう男の噺でございます。
本編
「はぁ〜…わいの人生はこれから、どないなるんやろか…」

「おい喜六、ソファの主みたいになって。ええ加減にせんかい」

「清やんか…この先どない進んだらええか、わからへんねや」

「それやったらな、『ラックミー!文化祭』ちゅうんがあるわ。若者が夢を語る舞台もあるみたいや。これ行ってみたらどや?何かのヒントになるやもしれん」

「えぇ〜、わいの尻とソファは膠(にかわ)、ゼラチンでくっついとんねん。動かれへん」

「しょうもないこと言うな。ええか、そのソファの上で一生迷子になるか、半日だけ外で道探してくるか、どっちがええねん!」

(文化祭の会場。喜六と清やんが並んで舞台を見ている)
「清やん…みんな、キラキラしとるなぁ…」

「せやろ。一生懸命なやつは、いくつになってもええもんや」

「清やんか…この先どない進んだらええか、わからへんねや」

「…思い出したわ。わいも昔、文化祭で主役やったんや。あの頃は、何でもできる気ぃしとった…」

「清やんか…この先どない進んだらええか、わからへんねや」

「ほぉ、主役やったんか。今じゃソファの上の地蔵やけどな」

「うるさいわ!…せやけど、今ので分かったで。わいは道に迷うてたんやない。自分の人生ちゅう文化祭を、サボってただけや!」

「お、やっと気ぃついたか。ほな、そろそろ出番なんとちゃうか?」

「おう!まずはあそこのキャリア相談で、これからの台本を考えくるわ!」

迷ってるんやのうて、サボっている。喜六の気づきは、私たちにも通ずる耳の痛い噺やったかもしれません。しかし人の一所懸命の姿を目にすることで、自分の何かを思い出し、活力が湧いてくるのではないでしょうか。ラックミー!文化祭はそんな祭りを目指しています。
喜六が受けるキャリア相談を、11月3日(祝・月)にラックミー!文化祭で受けられます。国家資格者であるキャリアコンサルタントが本気であなたの声に耳を傾けます。
事前予約制なので、こちらから予約をしてください。
ラックミー!文化祭とは
11月3日(祝・月)にラックミー!文化祭を大阪産業創造館で開催します。
国家資格者によるキャリアコンサルティングや落語、ワークショップ、セミナーや学生ビジコンなど、プログラムが盛りだくさん!
学生や大人たちの本気の文化祭にぜひお越しください。
開催内容は、下記ブログをご覧ください。


昨年の文化祭の模様です。50名を超える満員御礼!