キャリアが落語になると、人生は挑戦になる。影褒め転機セッション体験記「みさこはん編」

はじめに:みさこはんの挑戦 ~うちの人生つながってた~
(影褒め転機セッション体験記)
「あのときの選択、間違ってなかったんや」
と気づけたとき、人はようやく“前を向ける”。
◆ 書道の先生を辞めた、あの日。
「私、ほんまに書道が好きなんやろか?」
ふと湧き上がったその問いに、みさこはんは耳を塞がなかった。
周囲には、「もったいない」「ここまで頑張ったのに」と言われた。
それでも彼女は、15年近く続けた書道教室をスパッと閉じた。
「よう決断しましたね」と言われても、本人の胸中には少しの不安もあった。
でも、何よりも、“スッキリ感”があった。
これは、“好き”を手放したのではなく、“しがらみ”を手放したんやと、今ならわかる。
「あんさん、15年続けたことスパッとやめる覚悟、持てるかいな?」

「ワイなんか、3日続いたラジオ体操でさえ達成感やのに!」

「みさこはんはな、『好き』を疑うことから始まったんやて」

「えらいとこ掘ったなぁ……そら、人生ごと見直しやで」

「そや。でもな、終わらせて、やっと呼吸が楽になったんやと」

「ほな、書道が苦しかったんか?」

「ちゃうねん。書道は好きやった。ただ、“型”と“しがらみ”が重かったんや」

「うぅ〜ん、団子は柔らかいほうがええけどなぁ」

「話が団子に戻るなや!」

◆ 支援の現場で見つけた、“伝える”という才能。
新しく始めたのは、障害者の就労支援。
まったくの異業種やと思ってたけど、やってみて気づいた。
「ウチ、人に“伝える”の、やっぱり好きやん」
書道の指導でも、支援の場でも、“伝え方”に工夫を凝らしていた。
相手に届くように、理解できるように。
その姿勢は変わらんかったんや。
◆ 居場所のない子どもたちに、居場所を。
あるとき、支援学級の子どもたちと、普通学級にいる発達特性のある子どもたちの違いに気づいた。
支援学級の子は、自信をもっている。でも、普通学級の子は自己肯定感が低い。
「なんでやろう?」と考えたとき、こう思った。
「みんなが安心していられる、“第三の居場所”が必要なんちゃうやろか」
仕事でも家庭でもない。
けど、自分の“得意”や“好き”がそのままで許される場所。
そこで、創作をしたり、話したり、笑ったり。
失敗してもいい。うまくいかなくてもええ。
“自分を試せる”サードプレイス。
「ほな、あれか? 第三の団子屋みたいなもんか?」

「違う、違う、団子ちゃう。第三の“居場所”や」

「でも団子があったら、ちょっと安心せえへん?」

「まぁ……ちょっとはな。でもな、みさこはんが言うには、心の団子が大事やねん」

「ほぉ〜……って、それ結局団子やないかい!」

「ま、ええわ。ようするに“そのまんまの自分”でおれる場所やねん」

「それ、ええな。なんや、ワイも行きとうなってきたわ」

「けどお前は、居場所あっても団子にしか目ぇ向けへんやろ」

◆ 書道・支援・創作…すべてが、一本につながっていた。
キャリアカウンセリングを受けて、出てきたひと言。
「ウチの人生、つながってた!」
教えることも、伝えることも、作ることも。
書道も、支援も、就労支援プログラムの設計も。
ぜんぶ、“考える”と“伝える”が軸にあった。
「自分は平凡やと思ってたけど、振り返ると物語になる人生やった」
そう言ったみさこはんの表情は、ほんまにええ顔やった。
◆ 自分の「好き」と「得意」を、見える化する。
みさこはんが大切にしてるのは、“試してみる”こと。
PDCAって言葉がぴったりハマる。
- 計画してみる
- やってみる
- 振り返って
- もう一回、やってみる
失敗したってええやん。
大事なのは、「やってみたい」と思える場があること。
◆ あなたの“つながってる人生”は、どこに?
過去の選択が間違ってたと思ってた。
でも、今の自分に繋がってた。
むしろ、そこに“意味”があったんや。
この体験を経たみさこはんは、自分の人生を肯定できるようになった。
そして今、彼女は歩み始めてる。
- 書道とキャリア支援の掛け合わせ
- 「自分を表現する書道ワークショップ」の企画
- サードプレイスの構想とプロトタイプ
- 誰もが自分の“好き”を活かせる場づくり
「今までの人生、ぜんぶ“途中”やったんやな」
この言葉を聞いたとき、なんやじんわり涙が出た。
後ろめたさや、後悔や、不安。
そんなものを抱えたままでもええ。
でも、それを言葉にしてみると、「ああ、全部つながってるんやな」って思える。
影褒め亭は、“あなたの物語”を笑いとともに照らします。
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